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2018冬 今 無線LAN 802.11acモデル買い換えは勿体ない
現在の無線LANルータの速度がIEEE 802.11a か 11gなので54Mbpsだし、そろそろ買い替えたいな?と迷う方も多いと思います。
または今の無線LANを利用する周辺機器が、802.11acという規格上は6.9Gbps(国内販売ルータ機器は最大867Mpbs)に対応しており、
無線LANルータの現状の速度になんとなく勿体なさを感じてしまうという気分になってませんか?
そんななんとなくで迷っている方(ここが重要)なら、今買うのは止めた方が良いです。
では、どうするか?
次世代のLAN 802.11axモデルに狙いを定めつつ、来年の11ax対応スマホかタブレットのリリース時期まで待ちましょう。
理由として、実は今現在も802.11ax対応の無線LANルータは発売されてますが、まだ2~3万円代で高価なんですよね。
スマホやタブレットのリリース時期が決まれば、一気に値が下がってくるのでそこを狙うということです。
しかし、どうしても待てない・・・という人は、年末年始~春にかけて各社11acの在庫処理を始めて安くなるでしょうから、そこを狙って11acを買っちゃうという方法もありです。
802.11ax(Wi-Fi6)が良い点
11axが11acよりも優れている点として、変調方式が11acのときは256QAMまでだったのに対して、 11axでは1024QAMまで使用できることです。 これによって、障害物が無い電波が良い状況は、より高速な通信が可能となります。
もう1つ、11axが優れている点として、デジタル家電などの多数デバイスが集まる マルチなホームネットワークの家庭向けに、MU-MIMOやOFDMAなどの技術の採用によって より速くて安定した通信速度が出せるものとなっているからです。 11axは、実効速度に重点を置いた設計で、多数のデバイスが集まる高密度環境下で11acに比べてスループットを少なくとも4倍に高める構造になってます。
さらに11axは、2.4GHzと5GHzの両方に対応しており、IEEE 802.11a/b/g/n/acとの下位互換性もあるため、今後の主流規格として期待されてます。
各無線LAN規格を纏めると下記の通りです。
無線LAN規格 | 通信速度 | 周波数帯 | 新名称(2019年) |
IEEE802.11b | 11Mbps | 2.4GHz帯 | |
IEEE802.11g | 54Mbps | 2.4GHz帯 | |
IEEE802.11a | 54Mbps | 5GHz帯 | |
IEEE802.11n | 300Mbps | 2.4GHz/5Ghz帯 | Wi-Fi4 |
IEEE802.11ac | 6.9Gbps | 5GHz帯 | Wi-Fi5 |
IEEE802.11ax | 9.6Gbps | 2.4GHz/5Ghz帯 | Wi-Fi6 |
新名称というのは、業界団体Wi-Fi Alliance 2018年10月発表に発表した新名称です。2019年から適用されます。
また、2.4GHzと5GHzの違いは以下の通りです。
周波数 | 障害物 | 特性 |
2.4GHz | 強い | 電子レンジ・無線キーボード・マウス・Bluetoothなどと干渉しやすい マンションやアパートなどで隣人の影響を受けやすい |
5GHz | 弱い | 同一の周波数帯を使用する機器がないため、電波干渉が少ない |
体験的には我が家は集合住宅のせいか、2.4GHzのときは動画配信がたまに途切れてたりしてイライラしたのですが、5GHzに切り替えたあたりから電波が安定しましたね。
環境にもよるところが多いですが、個人的には5GHz周波数帯対応をおススメします。