「Windows10の何か役に立つアプリって何だろう?」「何か良いソフトないかな?」と考えていらっしゃる方向けに、プライベートでも仕事でも『使える』モノを厳選して、ご紹介させていただきます。
実はWindows10になってから、OS標準で多様な機能が搭載されて来たため、昔のWin7やWinXPに比べて、多くのフリーソフトを導入する必要はなくなってきてます。。
それでも、「Windows10で便利なもの」ってあるんですね。
それに加えて、今の時代であるコミュニケーションや個性、アイデア創出、クリエーターに役立つソフトも一緒にご紹介したいと思います。
もし、ダウンロードするプログラムが32bitか64bitのどちらかわからない場合は、下記記事を参考にしてください。
ご紹介するアプリは、すべて私自身も日々利用しているものなので、本記事を参考にしていただいて、気になるアプリを選んで是非お試ください。
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■■ 通常作業のサポート役
「Everything」:ファイルの圧倒的な高速検索
「Everything」アプリの良いところは、「ファイル検索が圧倒的に早い!」一度使ってもらえればわかります。
Windows10の標準機能であるSearch Indexよりもインデックス処理が「軽い」ため、常駐させておいても、システムの負荷になりません。 ※私の環境では60MBのメモリを消費する程度です。
ファイル検索は、下記のようなAND条件やOR条件なども利用できて便利です。
- AかつB → A B
- AまたはB → A|B
- Aを除く → !A
※これ以外に、日付指定やファイルサイズ(100MB以上)などの条件も可能
特に、過去の写真や動画探しなど、数GB~数TBの大容量ドライブのファイル検索を、Windows標準機能で調べると相当時間がかかりますが、大幅な時間短縮になりますので非常に役に立つアプリです。
「Clibor」:コピペが便利に!定型文の登録も可能!


「Clibor」アプリは、Windows10のクリップボードのコピー履歴を最大10,000件まで貯めておいて、使いたいときにリストから選んで使える!というクリップボード複数履歴機能をもっているのが特徴です。
クリップボード複数履歴機能とは? という方に簡単にご説明します。
たとえば、コピーしたい文字列をマウスで選んで、右クリックしてコピーを選ぶという操作をすると、Windows上のメモリに貼り付ける文字列が記憶されますよね?
通常であれば、その状態で、別の文字列をマウスで選んで、右クリックしてコピーすると最初の文字列は上書きされてしまいます。
それが、上書きされずに過去履歴として複数(最大10,000件)まで保存されて、いつでも呼び出せる!という便利機能です。
10,000件は実際には使う人はいないと思いますが、、たとえば、記事などを読んでいるときに、気になる文字列だけをメモ代わりに、Ctrl + C などでちょこちょこコピーしておいて、最後まで読み終わったら、まとめてどこかに貼り付けるなどでも活用できます。
過去履歴を呼び出すときは、Ctrlキーを2回押すだけで、履歴がリスト表示されます。
実はこのアプリは、カスタマイズも色々できます。そうすると作業効率がより一層上がると思いますので、是非活用してみてください。
■■ パソコンメンテナンスが重要
「CrystalDiskInfo」:HDDやSSD故障予兆チェックに!


「CrystalDiskInfo」アプリは、パソコンの重要なデータを保存するHDDやSSDの状態をチェックすることができます。
上記の画像は、我が家のパソコンのSDDの状態ですが、”健康状態”以外に、温度、電源投入回数、使用時間などの細かな情報も表示してくれます。
ベテランでもHDDやSSDは交換時期の判断が難しいため、この「健康状態」が下がってきたら、「危ないかな?バックアップをとっておいう」という指標に使えて便利だと思います。
ベテランの方はご存知の通り、書き込み失敗回数、回復不可能セクター数、エラーレートなどの情報を見つつ、ある程度予測をつけていくという感じでしょうか。。
私個人的には、温度が表示されるのは非常に嬉しい機能です。
本アプリは必須で導入しておくことをおすすめします。
「CCleaner」:不要ごみファイルの管理・削除に!
「CCeaner」アプリは、有名な不要ごみファイル削除ツールです。
不要なレジストリ項目や各種Webブラウザーの一時ファイル・クッキー・拡張機能などを管理・削除できます。
また、WordやExelなどのOffice製品やAdobe Readerなどの各種アプリの不要ファイルも削除可能です。
このアプリの良いところは、「ブラウザのキャッシュ」「各種アプリの一時ファイル」「不要なレジストリ」のごみファイルを削除できる機能です。
特にブラウザやOffice製品の一時ファイルはどんどん肥大化していきますので、HDD容量が気になる方は、本アプリを使用して、一度ゴミ掃除をしてみることをおすすめします。
「WizTree」:Windows 10パソコンの空き容量対策に


「WizTree」アプリは、各HDDやSDDドライブのフォルダーをツリー上に表示させて、それぞれの使用量を”棒グラフ”で見やすく表示してくれます。
Windows10のHDDやSDDドライブが一杯になってきたときに、「どのファイルやフォルダーがディスクスペースを消費しているのか」を簡単に調べることができて便利です。
普段、大容量のHDDやSSDを利用していると、「あれ?いつのまにか空き容量がなくなってきているな?」ってときに、どこのフォルダのファイルが原因か素早く調べることができます。
もしかしたら、過去の画像や動画や、もしくはコピーしたけど消し忘れていた!というような不要ファイルが見つかるかもしれません。
「Unlocker」:削除できないファイルを強制ロック削除


「Unlocker」アプリは、システム警告で削除できないようなファイルを強制的に削除できるようにファイルロックを解除するものです。
たとえば、“別のプログラムがこのファイルを開いているので、操作を完了できません。” 等のダイアログが表示されて削除できないファイル(やフォルダ)を、無理やりロック削除できます。ロックが解除されるとファイルの削除が可能となります。
実用面では、たまにあるのですが、大容量のファイルが何かの拍子に壊れて削除できなくなってしまう場合などに利用できます。あとは、Office製品を複数人で使用していると、共有違反などでロックされてしまうことがあります。そのときのファイルのロックを解除するためにも便利です。
本アプリは便利なことは便利なのですが、、多少マニアックであるため、初心者は上記のような困ったときになってから、導入するという方が良いかもしれません。
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■■ 業務役立ちツール
「Google Chrome」:Edgeより切り替えすべし!


「Google Chrome」アプリは、Windows10に標準搭載のMicrosoft Edgeブラウザよりもおすすめします。
- 拡張機能がとにかく数が多くて便利なものがある
- Google アカウントやメール、その他他のアプリ連携が非常に楽々
- ブラウジングのスピードが高速
等々。いろいろとあります(書くと10,000文字は超える)
欠点は、メモリを大量消費することでしょうか。。
ただ、メモリ管理などの機能もできるので、使用しているPC環境に応じて、チューニングできるところも嬉しいところです。
いくつか便利な機能を紹介している外部のサイトをご紹介しておきます。
そのほか、私の場合は、IT系なので、WebスクレイピングでもChromeを利用することがあります。
Chromeの画面で「Ctrl + Shift + C」を入力すると、現在見ているWebページのソースコードを画面右側に表示できるため、こちらを良く利用しますね。
「Webスクレイピングを使ったデータサイエンスやAI、もしくは自動化やRPAIT系を目指す!」という方は、”初心者”向けに、私自身が書いているIT関連の仕事をまとめたサイトがありますので参考までに、どうぞご覧ください。
IT関連の仕事を纏めた情報サイト「お仕事.リファレンス」
会社の場合、業務系アプリなどの都合で、EdgeやIEブラウザが指定されていることがよくあります。
その場合は、EdgeやChromeそれぞれのブラウザのショートカットキーをデスクトップやメニューバーに貼り付けておいて、切り替えて使用するようにすると良いですよ。
「LibreOffice」:無料版Office
「LibreOffice」アプリは、Microsoft社のOffice製品に類似した無償のオフィスソフトです。
特徴として、「Microsoft Office」製品のWord(ワード)、Excel(エクセル)、PowerPoint(パワーポイント)、Access(アクセス)などと操作性やデータの互換性を備えており、ほぼ同様の機能が使えます。
実際は、ショートカットキーやメニュー、フォントなど若干違うところはあるのですが、家庭用PCで、Office製品に数万円かけるはちょっと、、、という人には十分なオフィス機能があるため、おすすめのアプリです。
「XMind」:マインドマップでアイデア整理&視覚化


「XMind」アプリは、自分の考え(アイデア)の1つ1つに相関関係を持たせて整理するようなときに簡単にイメージを描けて便利なソフトです。
もともと、マインドマップとは、頭の中にある思考やアイディアを視覚化する手法として以前から注目されており、集団でアイディアを出し合うブレインストーミングやマーケティングにおけるユーザー分析方法としての活用もされています。
実際に、仕事でつかえますし、それ以外でも自分自身の私生活や悩みなどの現状を整理したり、様々な利用用途があります。
今の時代は、アイデアや個性がますます重要になってきてますので、これを機にマインドマップを活用されてみてはいかがでしょうか?
「GIMP」:Photoshop並みの高機能 プロも利用


「GIMP」アプリは、PhotoShopといった高価な有償グラフィックソフトにも引けをとらない多機能性を備えた画像を加工するペイント系ソフトです。
当然、PhotoShop同様にレイヤー機能やエフェクトやブラシなどが豊富に揃えており、本格的な画像加工ができます。
GIMPの書籍も多く出ており、有名なソフトと言えるでしょう。
実際に、私もスマホで撮った写真加工などでも使ってますし、色々と編集できて楽しいですよ。まだ、画像加工やったことない?という方は、これを機に覚えてみてはいかがでしょうか?
ただ、Windows標準のペイントソフトよりはプロ用であるためハードルは高めです。。
もし、レイヤーなどの概念がわからなければ、入門書などで軽く勉強すれば、1日~数日で慣れて覚えられると思います。
「LINE」:仕事のグループチャットにも便利


「LINE」アプリはスマホで利用している人がほとんどなので機能説明は不要でしょう。
ただ、Windows版もインストールしておくと、いちいちスマホを見る必要もなく、仕事中のグループチャットや個別チャットにも使えて便利です。
私の場合は、キーボード入力が楽なので、パソコンから返事することが多いです(笑)
「Evernote」:スマホとのメモ帳共有の定番


「Evernote」アプリは、スマホやパソコンのメモ帳などをオンラインストレージに格納して共有することができます。
外出先や移動中に、思いついたアイデアや仕事のToDo、家事のやることリストなど、スマホにメモ書きすることがあります。
それらをオンラインストレージに共有しておくことで、いつでも閲覧可能なため、仕事の効率があがるというものですね。
また、テキストメモ以外に、手書きメモのスキャン、ToDoリスト、写真、画像、Webページ、音楽ファイルなどすべての情報をメモ帳や日記アプリとして日記などに記録し、保存・整理して検索することもできます。
ただし、、、写真や音楽ファイルを共有する場合、無料プランは容量制限があり、月間のアップロードできる容量が60MB、ノート上限サイズが25MBと少ないため注意が必要です。
メモ帳レベルの容量であれば、十分に無料プランで足りますので安心してください。
あと、オンラインGoogleストレージを利用されている方もいるのではないでしょうか?
その場合は、Evernoteから直接 Google ドライブにアクセスできて、保存してある コンテンツ をそのまま閲覧することも可能です。
Google ドライブで保存・変更するとそのままEvernoteにも反映されるので、仕事の管理をする時などにも、連携してスムーズに作業が出来るため便利です。
■■ 意外と役に立つツール
「7-zip」:高圧縮解凍ツール ZIPパスード設定も楽々


いまや、ZIPパスワード付きは必須の世の中ですが、圧縮・解凍ソフトで迷ったことありませんか?
「7-zip」アプリは、ファイルの圧縮・解凍ソフトで個人的にはイチ押しです。
理由は、7-zipはほかの多くのZIP圧縮ソフトより2~10%良い結果(公式サイト)となってますし、それ以外にも、ZIPパスワード付けや暗号化も楽に設定可能です。
特に他のソフトの理由がなければ、こちらのソフトをおすすめします。
「サクラエディタ」:強調色やテキスト比較など高機能


「サクラエディタ」アプリは、いやゆるメモ帳ですが、Windows標準メモ帳よりも多機能・軽い・安定という優秀なエディタです。
特定の文字列に強調色をつける、文字数のカウント、行数表示など、メモ帳同士を比較する際などでも利用できます。
特に、プログラマーやIT系を目指す人にとっては、必須ツールなので、今のうちから使い方に慣れていた方が良いです。
UTF8やEUC文字コード対応で文字化けをしたり、LFやCRなどの改行コードでプログラムが動かない、なんてことは、もはやだれもが経験して泣くことです。
「プログラマーやIT系を目指す!」という方は、初心者向けに私自身が書いているIT関連の仕事をまとめたサイトがありますので参考までに、どうぞご覧ください。
IT関連の仕事を纏めた情報サイト「お仕事.リファレンス」
なお、主な機能はこちらの公式サイト(サクラエディタ 機能紹介)にありますので、参考にしてください。
「WinShot」:画面キャプチャがボタン1つでサクサク可能


「WinShot」アプリは、画面キャプチャソフトです。
Windows10標準の画面キャプチャと違うところは、Shift+Alt+F3を押すだけで、サクサクっと連続で画面キャプチャが設定したファイル保存先に撮れることです。
画面キャプチャーする範囲は、デスクトップ全体、アクティブウィンドウ、ウィンドウからタイトルバーやメニューを除いたウィンドウ内の領域、矩形で範囲指定した領域など選択設定することが可能です。
仕事で”記録”の代わりにパソコン画面キャプチャを撮るような場合に使えて便利です。
「CubePDF Utility」:PDFの分割や順番入れ替え結合


「CubePDF Utility」アプリは、PDFファイルの分割や結合ができるソフトです。
特に、スキャンしたPDFファイルの編集に役に立って便利です。
資料を提出する際に、必要なPDFファイルを選定したり、文字がさかさまに反転したPDFファイルをもとに直したり、色々と使えます。
「Adobe Acrobat Reader DC」:PDFビューワの定番


「Adobe Acrobat Reader DC」アプリは、ド定番ソフトですね。
PDFビューワは他の無料ソフトもありますが、Adobe Acrobat Reader DCが互換性など汎用性が高いため、企業などの業務システムでは多く使われています。
ただ、有名なソフトだけに頻繁にセキュリティアップデートがあることが欠点ですね。
以上です。
いかがでしょうか?
本記事でご紹介したアプリを活用して、是非日頃の仕事を効率化させて少しでも楽になるようなれば幸いです。
Windows10の初期設定に関してはこちらの記事でご紹介してますので、参考にしてください。

本記事に関する、疑問や質問等、何かあれば、
お気軽にDMください。のっぽパパ@
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