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スマホが重い(遅い)!現役ITエンジニアが教える2段階の完全対応マニュアル【2019年Android編】

「最近ゲームやるとスマホの動作が遅い(重い)」「バッテリーも熱い」

「最新の機種が欲しいけど、、、お金がないな」

と感じることがありませんか?

特に原因となるアプリも思い当たらない。。

 

こんなときのために、

「スマホ動作が遅く(重く)なったとき原因を特定するための対処方法」

ITエンジニア歴20年キャリアの筆者から、“誰でも簡単に対処できる方法”をご紹介します。(^^)/

 

ところどころにもわかりやすく簡易手順をご紹介しますので、是非参考にして頂ければと思います!

 

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スマホ動作が重い(遅い)ときの原因はたった5つだけ

まず、スマホ動作が重くなる原因をお伝えします。

何かしらの原因があるから、それに応じた対処があるということです。

 

既に知っている!知りたくもないよ!という人は読み飛ばして、この先の「対処方法のSTEP.1」に進んでください。

スマホが重くなる原因は単純。たった5種類だけ。

スマホもコンピュータなので、家庭のパソコンと同くCPU、メモリ、HDDがあります。

よって、原因は以下のたった5つのケースに特定することができます。

スマホが重くなる原因

  • (a) 複数アプリが同時に動いている
  • (b) ストレージ空き容量がない
  • (c) ネットワークが不安定
  • (d) スマホの熱暴走
  • (e) スマホOSのバグもしくはウイルスに感染

(a) 複数アプリが同時に動いている

複数アプリを同時に起動すると、CPUとメモリを消費するため、動作が遅くなります。

ここでお伝えしたいポイントは、「24時間ずっと自動的に動き続けるバックグランドアプリ」があって、それが原因となっている可能性がある、いうことです。

 

特に、スマホを初期購入時などは、割引特典などもあり色々とアプリをインストールされていることがありますので、それらがバックグランドで24時間動作している場合があります。

それらのアプリを利用していない場合、常にCPUやメモリを無駄に消費しているので注意が必要です。

 

(b) ストレージ空き容量がない

ストレージに空き容量が無い場合はスマホ動作が遅くなります。

理由を簡単に説明すると、

起動中のアプリが、データをストレージに書き込み処理をするときに、書き込むスペースがないと一時停止します。その後、時間が経つとタイムアウトで、処理が中断します。

その間、そのアプリは動きを止めるため、動作が遅くなるというわけです。

 

ストレージに空き容量がないときは動作が遅くなるだけでなく、最悪の場合、重要なデータなどが破損する可能性もあるため、早急な対処が必要です。

 

ただ定期的に調べずとも、今のスマホの場合は、空き容量が無くなってくると、スマホから警告メッセージが表示されますので、そのときは迅速に対処しましょう。

 

(c) ネットワークが不安定

WiFiや電話回線(LTE通信など)が不安定なときにもスマホ動作が遅くなります。

理由を簡単に説明すると、ストレージの場合と同様に、

起動中のアプリが、ネットワーク通信にするときに、データが通信できないと一時停止して、ネットワーク通信の再実行を繰り返します。

そのネットワーク通信を繰り返す間、アプリは動きを止めるため、動作が遅くなるというわけです。

 

(d) スマホの熱暴走

スマホ本体が熱いときは、動作が遅くなります。

これは正常な動作で、スマホ本体が熱を持ってくると、火傷や発火の危険があるため、CPU処理を遅する防護プログラムが自動的に動くような仕組みとなってます。

よって、夏場の海水浴や公園でスマホ熱くなって遅くなる場合は、この保護プログラムが原因です。

 

(e) スマホOSのバグもしくはウイルスに感染

スマホOSの不具合やウイルス感染したときも、スマホは遅くなります。

 

プログラムが正常に動作していないわけなので、スマホ処理が全体的に遅くなるケースです。

パソコンにWindowsアップデートがあるのと同様に、スマホにもソフトウェアアップデートがあるため、それらの対応が必要となります。

 

STEP.1 スマホ動作が重い(遅い)ときの”通常”対応方法

スマホ動作が重くなったときの”通常”の対応方法をご紹介します。

既に知っている!何度も試しているよ!という人は読み飛ばして、STEP.2に進んでください。

 

ここにボックスタイトルを入力

  1. スマホ本体の再起動
  2. 不要アプリを消す
  3. ソフトウェアアップデート

これらは、雑誌やWEBサイトでもよく言わることなので、ご存知の方も多いでしょう。

 

それぞれの理由と対処方法だけ、簡単にご説明します。

※既にご存知の方は、STEP.2にお進みください。

通常対応① スマホ本体の再起動

これを実施する1番の理由は、「特定のアプリケーションによって、メモリ開放処理が正常に動作しないものがあるから」ということです。

 

通常であれば、起動していたアプリケーションを閉じると、それまで使用していたメモリ空間を解放して終了します。

それが何かの不具合で、メモリ空間をずっと確保し続けるアプリが稀にあります。

そのときはスマホ全体の動作が重くなってくるというわけです。

 

スマホ本体を再起動すると、すべてのメモリが解放されてリセットされるため、正常に戻ります。

 

通常対応② 不要アプリを消す

先ほどの原因のところで説明した「バックグラウンド処理で自動実行するアプリ」を消す対処方法です。

 

不要なアプリは、「無効」か「アンインストール」しましょう。

 

通常対応③ ソフトウェアアップデート

先ほどの原因のところで説明した「OSの不具合」の対処方法です。

 

システムからソフトウェアアップデートがありますので、そちらからアップデートしましょう。

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STEP.2 スマホ動作が重い(遅く)ときの”ガチ”対応方法

おすすめする”ガチ”対処方法は、さきほどご説明した5つの原因の特定を追及するというやり方です。

STEP.1は「重く(遅く)なった原因はあまりわからないけど、とりあえず対処を試す」方法でした。

これに対して、

STEP.2の”ガチ”対処は、さきほどご説明した5つの原因の特定を追及する方法です。

 

具体的には、3つのツールで原因を特定します。

ここにボックスタイトルを入力

  1. スマホ版タスクマネージャ 無料ツール 「Simple System Monitor」
  2. 【裏技】スマホを開発モードにして問題のアプリを特定
  3. 自宅内や外のWiFi電波状況を測定 無料ツール「Wifi Analyzer」

 

ガチ対応①スマホ版タスクマネージャ 無料ツール 「SimplePanel 2」

※注意 2019年11月現在 “Android 7″までは、”個別アプリ”を特定できたのですが、”Android 8(oreo)”以降は、OS保護により出来なくなりました。これは他のツールでも同様です。

※現在、個別アプリを特定する方法はガチ対応②でご紹介する方法のみです。

 

他に無料アプリSimple System Monitorとも迷いましたが、画面の見やすさや動作の軽さで、「SystemPanel 2」をおすすめします。

「SystemPanel 2」は無料アプリで、まだベータ版ですが安定して動作しており、容量も2.5MBと非常に小さいため、ストレージ容量も安心です。

 

Google Playから入手できます。

無料ツールなので、すこし広告が入りますが、気にならない程度だと思います。

 

「SystemPanel 2」のおすすめする便利な使い方

インストール後の初回の起動時には、下記のメッセージが表示されるので、アクセス「許可」します。

 

アプリ起動後、「SystemPanel 2」のトップ画面メニューが表示されます。

スマホ動作が重いときは、スマホ画面の”LIVE”のところをタッチします

 

次に、「SystemPanel / Live」画面に移りますので、こちらで原因を調査します。

・PROCESSER … スマホ全体のCPU使用状況

・NETWORK … スマホのWiFi接続状態

・MEMORY … スマホ全体のメモリ利用率

「SystemPanel 2」のおすすめする理由の1つは、PROCESSER、NETWORK、MEMORYが円グラフで割合がビジュアル的にわかりやすいことです。

スマホが重いと思ったら、こちらのアプリを起動してどの部分が重くなっているか、わかるります。

 

上記以外に、バッテリーの温度などもわかるため、スマホ本体が熱を持っているときなどの参考になります。

 

ガチ対応② スマホを”開発モード”にして問題のアプリを特定【裏技】

Android 8以降はroot化モードが無くなったため、開発モードにすることで、問題のアプリを特定することが可能です。

 

開発モードという開発者向けの機能なので裏技的な方法ですが、手順自体は簡単です。

Androidを”開発モード”にする方法

スマホメニューから、「設定」→「システム」→「端末情報」と進みます。

 

「端末情報」のメニューの最下部にスライドします。

ここで、“ビルド番号”という表示を7回連続でタップします。

 

すると、「デベロッパーモードになりました」とポップアップが画面に表示されます。

 

Androidを”開発モード”でアプリを特定する方法

スマホメニューから、「設定」→「システム」と進むと下記の画面のように、”開発者向けオプション”というメニューが新たに表示されるようになります。

 

 

次に、「開発者向けオプション」ー「実行中のサービス」と進みます。

 

下記の画面の通り、実行中のアプリがすべて表示されます。

この画面で、バックグラウンド処理で実行中のアプリを含めて、すべてのアプリが表示されますので、不要なアプリや不審なアプリをすべてチェックすることが可能です

 

なお、スマホが重いとき、この画面で不要なアプリをタップすれば、強制停止などもできて便利です。

ただ、実際にアプリのアンインストールはできませんので、そちらは別途システムのメニューから実施してください。

Androidを”開発モード”から戻す方法

最後に、開発モードから戻す方法もご紹介します。下記の通り、開発者向けオプションの画面で、ボタンを横にスライドするだけで、カンタンに戻すことが可能です。

ガチ対応③自宅内や外のWiFi電波状況を測定 無料ツール「WiFi Analyzer」

最後に、自宅や外出先の公共WiFiをキャッチするときに便利な無料ツール「WiFi Analyzer」をご紹介します。

Google Playで「WiFi Analyzer」を探す

 

このツールの最大のおすすめ理由は、

電波状況により家庭用WiFiルータの「IEEE802.11a」と「IEEE802.11n」を使いわけできる

という便利な点です。

 

簡単に説明すると、無線LAN規格によって周波数帯域に差があり、それが電波の強さと速度に影響します。

無線LAN規格通信速度(最大)周波数帯
IEEE802.11ac6.9Gbps5GHz帯
IEEE802.11n300Mbps2.4G帯/5GHz帯
IEEE802.11a54Mbps5GHz帯
IEEE802.11g54Mbps2.4GHz帯
WiFi周波数別の特徴
5GHz
  • 障害物に弱い
  • 同一の周波数帯を使用する機器がないため、電波干渉が少ない
2.4GHz
  • 障害物に強い
  • 電子レンジ・無線キーボード・マウス・Bluetoothなどと干渉しやすい
  • 屋内・屋外共に利用可能。
 

 

つまり、いまの家庭用WiFiルーターは、

「IEEE802.11a」と「IEEE802.11n」や「IEEE802.11an」を同時に利用できるため、そのときの良好な電波を選べる

ということが可能です。

WiFiルーターの通信が悪いときには、是非、試してみてください。

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以上です。いかがでしょうか?

スマホが重い、、となったときに古くなったスマホを買い替えを考える前に、まずは本手法を試してみてください。

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のっぽパパ
テルル@のっぽパパ。 総合メディア『BenTen』副代表。 デジタルメディアのコンサル&マーケター。 某IT企業で開発プロジェクトマネージャー兼任。 大小問わず数多くの開発プロジェクトに関わり、 数百人のITエンジニアと面談などを経験。 現在はUXデザインと機械学習に没頭してます。 疑問や質問等、何かあれば、 お気軽にDMください。twitter: のっぽパパ@ ◆IT関連のスキル・収入UP https://best-ref.com ◆孫活 https://magokatsu.com